あのまろかりす


アノマロカリス、という名は、甘美な名前だとおもう。うまく出来ているなあと思う。
甘美と書いたけれど、まさに、あま という音が入っていて甘そうである。
さらに りす が入っていてそこはかとなく小動物ぽさもかもし出し、それが大きな身体(見たことないけど)に似つかわしくなく、かわいらしい。

すばらしいのは「あのまろ」の部分と「かりす」の部分のバランス。
まろっとした風味を出した直後、かりっとした食感を感じさせる。
「外はさくさく、中身はしっとり」 なスイーツみたいで良い。
あのまろ の部分は平安貴族みたいな、「あてなり」という感じで、かりす の部分は、失われた少女期のような、リリカルな感じ。






↑以前いただいた本
カンブリア紀は、あのまろだけでなく、オパビニアやハルキゲニア、すてきななかまがいっぱいです。