七条、四条、三条に止まる特急が五条には止まらない。
北の住民からは地の果てのような扱いを受ける。
そんな五条が一年でたった一度だけ盛り上がる四日間…。
五条が世界に誇る「陶器まつり」が、先週無事終わりました。
五条通=国道1号線の東大路〜川端間に各種陶器の店がずらーりと並ぶのです。
ずらーり!
だいたいブロックごとにカラーがあって、大和大路より北東側は地元の老舗が多い印象。南東側は、老舗+遠方からの常連。南西側は若手やアートっぽい人。北西側は陶器に限らずバラエティ豊か。って感じです。
どのゾーンもたのしい! 年々この祭りが好きになってゆく! 特に何か買うわけでもなく、ぶらぶら歩くだけでも楽しいのです。
子どもの頃は、ガラス細工の店とたこ焼き屋くらいしか見所がありませんでしたが、それでも大人につれられてふらふら歩くのはなんとなく楽しかったものです。
今年は四日とも平日で大変だったかと思いますが、雨も降らず、中日は気候も涼しくてよかったなあ。
五条通にこんなに人が集まるとは!
今年は食べもの屋台が増えてました。
佐世保バーガーも安定の定位置。
佐世保バーガーが陶器まつりに現れたのはたぶん2009年(俺調べ)だとおもうのですが、それから安定してこの郵便局前の位置にどっしり構えておられますね。
現れた年は「陶器まつりに佐世保バーガーが!!」と家庭内で大フィーバーになり、「佐世保バーガーてどんなんかなー、食べてみたいのうー、死ぬ前に食べてみたいのうー、のうー」という故・祖父の指令を受け買いにいったのでした…。
でかいパンに、肉だけでなくて、各種野菜やたまごやおさかなまで入っていておいしかった! のですが、祖父は、
「パンがうまいわ! わし、パンだけ食べるわ!」
と言い放ち、具をぜんぶ抜いて食べておりました…。
そんな思い出もありつつ。
得意げにまめ子うちわを持つ父。
今年最も気になったお店。
お皿、お茶碗、灰皿、携帯電話ストラップ……ドクロだらけでかっこよかったです。
サイトもありました。こちら→ http://otomogama.net/works/skull/top.html(熊本の窯元・大友窯工房)
「熊本の窯元」ってダジャレなのだろうか。
唯一のお買い物:ピアス。左のペンダントは前年に同じ方のお店で買うたものです。
陶器まつりなのに、唯一のお買い物が硝子だった…。
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そして、同時期に一筋北の通り松原では「六道まいり」がおこなわれています。
ふだんは地味な松原通りが本気を出します。
幽霊子育飴。すごい屋号です。
六道珍皇寺は、あいかわらず白っぽい靄に包まれ、あの一種独特の鐘の音が絶え間なく鳴り響き、異様な雰囲気を醸しておりました。
去年は鐘行列のすごさに敗退したのでしたが、今年は夜だったためか人はほとんど並んでおらず、父と鐘をついてきました。
ここでのお買い物:字の出る線香