実験4号

なんやかんやあれこれ濃い一週間でした。
年度末であることもあり、ひっこしがあったり、冷蔵庫を運んだり。
新しい生徒をもったり。
そんなわけで近況報告を。


たねをまいた

畑もそろそろ冬の作物は終わり。というわけで新たに種をまきました。
いも、ラディッシュ、小松菜、べんり菜、など。
べんり菜というのはべんりらしい。
雑草もかわいいのが殖えていて、春だねエと思いました。みみずさんにもたくさん遭遇したよ。


これはブロッコリーさん。ブロッコリーってつぼみの部分だったんやね。知らんかった。
はっぱも食べられるらしい。




ちっちゃい大根さん。なかなかいい形だ。









Theピーズ磔磔 観た

先週末は、ひさしぶりに磔磔Theピーズをみました。
25周年記念らしい。こういう地味なバンドが長く続いてるのはなんかいいね。
モウ復活から10年経つのか…。




磔磔に行くと、どういうわけかいつもあの柱の後ろ(もっともステージが見えない位置)に追いやられるのでイヤなのですが、今回は前のほうで見られた。
アビさん(ギター)の前でした。職人のように黙々と弾く人、という印象でしたが、今回はお立ち台(ビール箱)に立ってキッズたち(中年たち)を煽る姿など、ギターヒーロー!て感じでした。

ピーズ復活前の『クズんなってGO』『とどめをハデにくれ』あたりは、たぶんわたしが20代前半(暗黒時代)にもっとも再生したアルバムです。
今回もその中から何曲か演奏されて、感極。
だが、家で聴くときにはひりひりとした切迫感と個人的な思い入れとでうああああっとなるそれらの曲が、ライブで聴くと南国で演奏されてるかのようなぽやんぽやん愉しい曲になるのが、いつも不思議だ。
泣きたくなる瞬間もありはするが、それは、うあああっとなってではなくて、よく晴れた日に頭がぱっかーんとなって流れ出すときの感じ。


途中、各土地で一回きりしか演奏されないというご当地ソング、「京都ポピー」の披露もあり。「せっかく作ったのに一回しか歌わないからもったいない」という理由で、演奏前に歌詞が読み上げられるという珍事。歌詞は中二レヴェルの、京野菜金閣銀閣にひっかけたどーしようもない下ネタで、客は失笑の渦やったのですが、演奏が始まれば演奏は本気やしふつーにかっこいいし、あ、そーだ、ピーズってこーやったわ、とおもいました。
どーしよーもないことをなぜかかっこよく歌うんがこの人らやったな、と。そういう意味では、彼らの原点を見たような「京都ポピー」でした。ポピーって何。

アンコールは昔の曲連発で、周囲の中高年(自分含む)の歓喜っぷりが凄かった。しかしもう40代の彼ら、どんな気持ちで昔の曲をやってるんやろなあ、と思うたら、最後、「体にやさしいパンク」で、がーん!となった。「いい奴何人かいたろ/いい時タマに過ごしたろ/そりゃ昔懐かしかろ」でぐっと来て、「もうしんどいなら慎め/まだやりたいなら突き詰め」ではっとした。ぐっときてはっとですよ。
周囲の中高年たちもぐっときてはっとしたであろう。
「あと25年やっぞ!」という言葉とともに終演。実際、25年経って、わたしが60くらいで、まだ現役のピーズを聴いてたらそりゃあすごくええなあ、と思うたのでした。

「ゆーわけでせっかくだし悪いけど 続くよ、まだ2人いる」 だっけ。なんかまた作ろう、場所は残ったぜ、君と最悪の人生を消したい。



うろ覚えダダ会@ファクトリー

先日参加した構造と力の会(これについてもいろいろ言いたいことがあるのだが割愛)で知り合った方から聞いて、ファクトリー京都で開かれたうろ覚えダダイズム勉強会に参加。その名の通り、うろ覚えでダダイズムを勉強する会でした。





っていうか、飲み会でした。「ダダイズム」と「勉強会」という、相容れなそうな文字列を見たときから予想してはいたが。こういう会のときよく思うんですが、ダダイズム勉強会って、まじめにダダイズムについて語ってもダダっぽくないし、かといって、ダダっぽくなってもダダ的態度として模範的すぎてダダっぽくないという。
ともあれ、初めてお邪魔したのに、すっかり長居してしまいました。というのもこたつがあったからです。
ファクトリーさんは、いろいろできるカフェ+シェアハウス みたいな感じなんかな? 芸術系の人たちが中心のようでした。絵描いてはる人に作品を見せてもろたりしました。

代表の方はダザイストでした。きれきれの大庭葉蔵でした。ビートルズになるにはビートルズになってはなれない、という話など。

ともかく、たまり場的なところにはこたつが必須だという認識を深めました。われわれも来年はこたつを手に入れたい。他にもいろいろイヴェントや展示をしてはるみたいなので、興味のある人は行ってみるといいですよ。町屋です。
↓そこに来てた美大の学生さん?がもってはったかわいいマッチ。





結婚パーテー

今週最大のイヴェントは、こないだも書いた結婚パーテーでした。2012年の結婚。
いろんな国のいろんな人がいておもしろかった。花嫁にダンスを教えてもらいました。花婿による演説(講義)もよかった。 演説は、「にもかかわらず、何故私は結婚することにしたか」という内容でした。結婚パーティーで「シニシズム」とか「ロマンティシズム」とかいう用語をあんなにきいたのははじめてや。

わたしは、結婚(恋愛結婚)ちうものが何なのかは、まだよくわからんのであるが(そしてこの先分かるかどうかも分かりませんが)、また結婚制度には恨みが数々あるが、それはおそらくとても不可思議で面倒臭いものであり、そしてそんな不可思議で面倒なことを一緒にしてもいいと思える相手に出会えるというのは、とてもめでたいことなのであるなあ、ということを、最近思うようになった。
あと、他人の結婚に乗じて自分誉めをするのもアレですが、他人の結婚といえば呪ってばかりいたわたくしが、素直に祝えるようになったのはたいした進歩だとおもいませんか?皆さん!(ふくみつ風)


あと、新郎新婦から麩をいただきました。麩ラヴなのでうれしいです。