梅雨のまめ子

なぜかおととしから突然雷をこわがるようになったまめ子ですが(注:おととしの日記参照)、今年も絶賛こわがり中です。


犬の耳はかなり遠くの雷鳴を察知できるらしく、われわれにはまだ聞こえないうちから、耳をぴっと立て、緊張の面持ちです。
そして、いざ雷が近くなると、もう人が変わったように(犬が変わったように)慌てふためき、挙動不審になります。
かわいそうに、動悸もはげしくはあはあ言いだします。
そうなると、ぎうぎうしてもなでなでしても、もうわれわれの声は耳に入らぬ様子。そしてさまざまな奇行を呈するのです。
たとえば、普段上らない高いところにやたら上りたがったり、普段入らないところに入ったり。




積み上げられた来客用座布団の上に避難したり、





椅子(保護色)の上にあがりこみしっぽを巻いたり、





さらには、何を思ったかおもむろに、
押入れに入りこもうとしたり、





アレ? いないなア、と思ったら、


洋服の下にもぐってぶるぶる震えていたり…







その他、本棚にのぼってみたり窓から出ようとしてみたり(!)の大騒ぎ。
危ないので、雷のときは目がはなせなません。 先日の雷の夜は、一晩中尻尾を巻いて家の中をうろうろ徘徊しつづけ、わたしもほとんど寝られず寝不足に……。
まめ子と一緒に寝不足ならばつらくないのです  が、まめ子は昼間ひとりで寝よった。






ところで、怖がるのはかわいそうなのですが、怖がっているときのまめ子の顔はなかなか美しいのです。
耳がぴっと立ち、いつもとろーんとしている眼を見開くので、結果的に凛々しく見えるのですよ。



遠くの雷を感知したところ。緊張の表情。
耳が大きくなっているのがお分かりでしょうか?





机に手(前脚)をついてなぜか直立し固まっております。






おまけ: ふだんはこんな感じ。





おへそとられるよ。