さいきんの活動

ハロウ、みなさま、今日もろくでもないですか? 書類の端はぬりつぶしましたか? わたしはふつうです。
以下、近況や宣伝など。





まず、宣伝を兼ねた近況報告。
相変わらずだいがくとかいうところの周辺をうろうろしながらますます脳内はアカデミズム脳からかけ離れてゆく昨今です。そんな、さしづめアカデミズモに暮らすわたくしですが、アカデメイアのロゴを作らせていただきました。↓


京都アカデメイア
http://www.kyoto-academeia.sakura.ne.jp/index.html


最近すっかりこぎれいになって混沌感を失ってしもうた我が京大にて、もっと宇宙を! ということで、宇宙で夜桜見的なイメージでつくりました。
ロゴだけでなく、会の活動の内容にも、ちょっと関われたらなと思うております。
会の趣旨は、サイトをご覧あれ。


ちなみに、使われなかったロゴたちです。↓

いちごみるく


ドクロメイア






さて、上のサイトの書評コーナーで紹介されているこの本、さいきんわたしも読み始めました。

  『アンチ・オイディプスの使用マニュアル』
 ステファヌ・ナドー著、信友建志
 水声社


まだほんの読み始めなのですが、前書きがキュートです。
「すでにその数学的組合せが決まっていると知っていたとしても、なにもかもに逆らって、投げる瞬間にはあらゆる可能性が可能なのだと言い切る、そんなサイコロの一振りなんだ」(15頁)。


また、さいきん、先輩から、ライヒ本を束でいただきました。通勤電車内で読んでますが、電車内で読む本ではないということにさいきん気づきました。



『性と文化の革命』、意外にまっとうな本でおどろきました。『アンチ・オイディプス』でD&Gがけっこうライヒを評価しているということで、近頃またライヒが気になっていたのですが、なるほどたしかに『アンチ・オイディプス』のそれとほとんど同じじゃないか、という主張もあり。あと、わたしはずっと、「ユートピアは結婚で挫折する」現象(byN氏)が気になっていたんですが、その点に関してライヒは、「ユートピアの幻想を捨てろ!性からは逃れられない!」的なことを割とはっきり言うており、おおっ と思ったり。その一方で、性のユートピアという、またべつのユートピアを思い描いてしまったライヒよ、嗚呼、と思ったり。