先月の行楽: 叡電、ケーブル、ロープウェイ、比叡山頂ガーデンミュージアム

もはようございます。
京都は、こがらしが吹いて急に極寒です。あったかくしてるのに風邪気味です。
「何もしてないのに風邪をひいてしまう」という圧倒的な真実を前にして、自己管理言説を未だ信ずることのできる人たちはバカぢゃなかろうか。バカは風邪ひかんしな。


そんな厭味はおいといて、
先月は、例年よりもあたたかく、行楽らしいことを少しできたのがうれしかったです。






先月の半ばには、母・いもうと(上)と、左京区の果て・比叡山頂にゆき、いもうとの希望であった「比叡山頂ガーデンミュージアム」に行きました。園内随所に飾られた印象派の絵(の複製)とお花のコラボをたのしむというコンセプトで作られた施設です。
比叡山って、一応左京区内ですから、簡単に行けそうなんですが、意外に行かないのですよね。物心ついてから初めてのぼりました。

ガーデンミュージアムは、ちょうど薔薇とダリアとコスモスの季節で綺麗!




お花の向こうには琵琶湖が望めます。





ピンクノックアウト、とかいうパンチの効いた名前の薔薇。




こんな色の薔薇もあります。黄色いのもかわゆかった。




ダリア園。ぽむぽむしてかわいい。




「パリ風」のカフェ(キャッフェー)。
薔薇のハーブティーなどなど。手前にあるピンクのは「薔薇のアイスクリーム」。
パンが異様に美味かったです。
いもうとは、500mlで500円くらいする「薔薇のジュース」というのも買ってました。(しかしいちごジュースのような風味でした。。)



こんな感じで、ひさしぶりにゆうがなきぶんになれました。

それもよかったのですが、さらによかったのは、町から比叡山頂に着くまでの道のりです。
出町柳から、叡電(注:京福電鉄はわたしが京都で最も愛する電車)で終点八瀬までいけば、あとはケーブルカー(注:大正年間に開通・本邦最大の高低差を誇る)、そして山頂までロープウェイ。
交通費はちょっとかかりますが、京阪や叡電でお得きっぷが売られています☆

ケーブルカーやロープウェイの駅は、ずっと昔からこのまんまなのであろうなア、と思われる由緒ありげな建物で、廃車両が無造作に展示されていたり、かわらけ投げコーナーがあったり。
何より、随所で出会える各種レトロフォントに萌え! ロープウェイの窓に貼られた「顔を出すと危險です」が旧字体であったことに更に萌え! 旧字体萌え!









帰りのロープウェイから見えた夕暮れ、ケーブルカーから見えた洛中の夜景もきれいだったのですが、いちばん印象的だった風景は、お昼の叡電八瀬の駅です。
出町柳からちょっと電車に揺られただけなのに、タイムスリップしてしまったような田舎風の駅舎の前、緑の中でおばさんがおむすびを売っていたりして、静かに活気がありました。そんな中、川沿いのバス停でバスを待っていたおばあさんがいました。田舎道にひとりちょんもり座るそのおばあさんは、服装などはおばあさんらしく地味でしたが、その手に、どこかで摘んでこられたのであろう鮮やかな黄色のお花を握っておられて、その風景がとてもよかったのでした。

写真を撮りたかったのですが、遠慮して、覚えて帰って家で描きました。