平野地獄極楽めぐり(後篇)

後篇です。
前篇は地獄篇でしたが、後篇は極楽篇です。



地獄写真追加。





地獄から出ると、「ほとけのくに」に向かいます。ほとけのくにの回りには、季節のお花も咲いていてさわやかな感じです。



ほとけのくに入り口。
幼稚園ぽいフォントがいいです。





さア、ほとけのいのちにつつまれましょう。




地下への階段を降りていきます。階段のてすりは西国八十八箇所のお砂入りだそうです。
そして降りたところは……





「151体の石仏に囲まれ、ステンドグラスの曼荼羅に座って瞑想する空間」だそうです! 入ったときは真っ暗で何も見えません。が、しばらく静かに座っていると目が馴れて、石仏の姿もひとつひとつよく見えるようになるのです。
外界よりもずいぶん涼しく、水琴窟のぴちょーんぴちょーんという音を聞きながらぼんやりします。せっかくだし瞑想して、まめ子(まめ仏)のことを考えました。




これは、「ほとけのくに」の隣にある、「涅槃仏の原石」。




これは……! まるでアオスジアゲハの蛹のような色と形ではありませんか!美しいです。
動物園のペンギンが入れられているような、浅い水の中に横たえられており、涼しげでした。これになりたいです。これからの季節、気持ち良さそうです。



お寺の境内には、「小さな駄菓子屋さん博物館」なるものがあって、かわいらしい、昔の駄菓子屋さんのミニチュアが展示されていました。
平野町ぐるみ博物館のひとつだそうです。平野は、地道な町おこしをがんばっている印象でした。




では、平野の由緒ありげな町並み写真をいくつか。


     





杭全(くまた)一族ゆかりの古い神社、杭全神社にも寄りました。くまたにちなんでか、くまが潜んでいました。



く ま




なお、先日のオフィーリアパイロン写真も、この神社で採取したものです。
他には特におもしろいパイロンは見つからず、「街が面白いからといってパイロンが面白いとは限らない」とい真理を得ました。
むしろ、パイロンは、無機質な都会でこそ輝くものなのでありましょう。

平野は、人に道を訊くと親切に教えてもらえる、人情の町でした。
駅前の青空市場ですもも買うて帰りました。