サトちゃんムーバー初体験、童心の埋葬としての

本日の小ネタ: ナメちゃんは当ブログを「ぬめぬめブログ」と呼びます。



先日、そんなナメちゃんに連れられ、琵琶湖畔に新たに出来たショッピング施設へ行きました。




「虹の展望台」という素敵な名の展望台の、あまりのしょぼさに愕然とし…





幼児向け撮影所を占領し冷たい視線を浴び…





量り売り菓子で盛り上がり…





以上のように、童心に返り過ぎたわたしは更に、ここで初めてのサトちゃんムーバー搭乗を果たすことができたのです。

佐藤製薬のサトちゃんには、その名称に関する或る事情から、かねてより勝手な親近感を抱いてきており、サトちゃんムーバーもこれまで、たびたびその姿を目にしてはいたのですが、いつも搭乗には至らず横目に傍を通り過ぎるだけでした。
たまに意を決してまたがってみたら、故障していて作動しなかったり。
なかなか現役ムーバーに出会えることは稀であったのです。
(注: サトちゃんムーバーとは、1964年に登場した乗れるサトちゃん。90年代にリニューアルされ、現在目にすることができるのはほぼこの90年代型と思われる。サトちゃんの妹・サトコちゃんムーバーも存在するらしいが未見です。)




こういうやつ




そんなムーバー未遂を繰り返すうちに、次第に、サトちゃんに乗らぬことには何かが完成しないような気持になっておったのですが……


ヴィレッジヴァンガードの店先に、現役サトちゃんムーバーを発見!!
しかも、「お嬢さん、お乗りなさい」と誘ってくれている!! もうお嬢さんな年齢ぢゃないけど!!
薬屋の店先でなくサブカル雑貨屋の店先でサトちゃんに乗るとは邪道… しかし、せっかく現役ムーバーに出会えたからには。
迷わずサトちゃんに跨り、100円投入すると、サトちゃんはゆっくり動き出しました。




ゆれています





わたしたちのリズムがひとつになっています



サトちゃんからは、サトちゃんソングが流れています。
サトウの薬の横で飛ぶー サトウの薬の横で飛ぶー♪
ぜんぜんサトウの薬の横で飛んでないのですが…。


やがて歌が終わり、サトちゃんはゆっくり動きを止めました。嗚呼、齢30をひと月も過ぎて、ヤット成人したきぶんになりつつ、わたしはサトちゃんの滑らかな背を降りたのです。思い遺すことはもう何もありません。