トイレの受難

前回に引き続き、京大文学部シリーズですが、今日はトイレに焦点を絞ってみました。





【2004年頃、男子トイレ前】

「このトイレの大便器に、何者かにより、自らの汚物を塗りたくるという事象が起こりました。単なるイタズラであると思えません。くれぐれも不審者にはご注意下さいますようお願いいたします。」



これはこわい。
「単なるイタズラであると思えません」という一文からは、発見者(とてもお気の毒です)の恐怖感が伝わってきます。
それにしても、どうやってそれが犯人"自らの"汚物であると断定できたのか、気になるところです。






【2006年頃、女子トイレ前】

「最近、文学研究科女子トイレにおいて、悪質な行為が頻発しています。不審者を見かけられた方は、事務室までご連絡下さい」



トイレ関係の受難が続く文学部です。しかし、笑い事ではありませんな。
女子トイレでの不埒な行為といえばおそらく、学内で一時期話題になった盗撮または盗撮未遂かと思われますが、盗撮疑惑が話題になった頃一方では、キャンパスオシャレ化が進行中であり、総長(当時)も、一流の研究者は一流の場所でメシを喰わなきゃね、とかなんとかのんびり言うており、そうして語られるクリーンなキャンパス像にはトイレ疑惑などまるで存在しないかのようで、お前の大学のもとでお前の大学の女子トイレが勝手に商品化されうることなど、大学のえらい人はどうでもええのんか、と思ったものでした。樟脳でメシ喰ってる場合か。




《オマケ:大学トイレ関連画像二点》

 【2003年頃】
(今はなき)旧総合人間学部図書館女子トイレ天井:
昔の吉田キャンパスの女子トイレ個室は、すべて天井がこのような、ウサギ小屋風味になっておりました。
先輩によると、かつて事実上男子校だった本校に女子が入学したとき、慌てて男子トイレの一角を囲って女子トイレを作ったので、この金網は「男子の侵入を防ぐため」のものだったとのことですが、真偽の程は不明。


 【1998年頃】
楽友会館女子トイレ(現在の消息は不明):
入るたびに気になっていたこの注意書き。「危険ですからパイプに手を触れないように」。どんな危険が起こるのか試したい誘惑と戦っているうちに、楽友会館は入れなくなりました(老朽化のため?)。妙に達筆なのも、いい味出してます。


なお、これらの画像を所有していることから或る疑惑を抱く方がいてもふしぎではありませんが、盗撮者は私ではありません。念のため。